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拍手(隠れ)小説第二弾|ω・`)


バサラ祭にすごく行きたい輪廻です!
そいでもってまた私生活が忙しくなりそうでもう嫌です引きこもりたい←

拍手ログです
小説第二弾です

・例によってトリップ長編ヒロイン
・名前変換というシステムはない
・家康夢
・管理人の悪ふざけという名のストレス発散で、ばりばりやる事やった後の話←

そんなわけなので、苦手な人は即ブラウザバック連打して逃げて下さい(^ω^#)
雰囲気はそんな感じですが、エロ要素はほぼないのでご安心くださいな

続きを読むからどうぞ













ほのかに冷たい小夜風が、わたしの肩をひやりと撫でた。
条件反射的に縮こまり身を固くしていると、少し開いた襖の隙間から外の明かりが差し込んでいることに気がついた。

あそこか・・。

わたしはゆっくり上半身だけ起き上がらせた。
体中がだるい。
汗もかいたんで余計に身体が冷えて仕方がない。


「う・・・。」


おまけに腰は痛いし。
わたしは、はあとため息をついた。
夢のようなひと時は、実は夢ではなかったということだ。
急展開過ぎて、未だに現実味が湧かないほどだ。

嬉しいような、悲しいような。

再び隙間風が肩を撫でるのに、思わず肩をすくめると、ふわっと柔らかい物が頭にかかった。


「どうした?」


かけられたのは、薄い布団。
驚いたのは、隣で寝ていたと思っていた人物が、いつのまにか起きていたことで。


「あ、寒いな、風邪ひくぞ、閃。」

「・・・。」


誰のせいだ。
不服そうに睨みつけると、家康さんはバツが悪そうに笑った。
この狸め。
そうやって油断を誘って、まんまと痛い目にあった自分が憎たらしい。
あぁ、本当にうかつだった。


「すまん。・・・怖かったのか。」

「・・・・。」


わたしは逆方向に寝返りをうった。
後ろで家康さんの苦笑する顔が目に浮かんで、少しおかしかった。
もちろんわたしだって、本気で怒ってるわけではない。
というか、この位の反発だったらまだ可愛いものだと思わないか?


「閃。」


優しくて甘い声がわたしを誘う。
あぁ、これはまずい。


「おいで。」


この声にわたしは何度騙されただろう。
瞬間、わたしは有無を言わさず抱き寄せられ、静かに腕の中に収まった。
自分の耳のそばで、相手の命の鼓動を感じる。
暖かくて、落ち着くこの腕に、わたしは何度溺れたことだろう。


「なぁ、閃。」

「なに・・・ひっ!」


いつのまにか上に覆いかぶさって、家康さんが不敵に笑っていた。

あぁ、もう嫌な予感しかしないんだけど。

そうして静かに顔を近づけて、唇に触れるだけのキスをした。


「またもう少し付き合ってくれるか?」







不服な人の為の後日談↓




「で?」

「でとは?」

「いやだから、・・・・・で、閃は?」


政宗は縁側に座り、襖の奥をじっと見つめた。


「見ての通りだが?」

「それは敢えて開き直ってんの?」


すげぇなお前、と政宗は手に持ったお茶をズズッとすすった。
家康はカラカラとすまんな!と言って笑った。


「・・・ったくこれじゃ持って帰れねぇじゃねぇかよ。」

「一生置いたままでもいいんだぞ?」

「あいつが不憫だからやめとくわ。」


よっこいしょと政宗は立ち上がると、じっと襖の奥にいる(はずの)閃に向かって、心からの同情の言葉をかけた。




御愁傷さん。





本当にお粗末さまでした。

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